大子町俳句ポスト 平成29年度

大子町俳句ポスト年間入選句をご紹介します。

大子町俳句ポスト大賞|優秀:一般の部 / 中・高生の部 / 小学生の部

大子町俳句ポスト大賞

2018大子町俳句ポスト一般

 

〈評〉

とても力強い作品を大賞に選べたことを嬉しく思っています。私どもの奥久慈大子は辺り一帯が美しい山並に囲まれています。したがって夏にはそれこそ「みどり」がいっぱいに広がります。そのみどりの中を美しい久慈川が流れています。そしてこの川は鮎の上る清流です。飛岡さんの作品はその奥久慈の様を見事にとらえました。特に「みどり力に鮎上る」と一気にいい下した表現に心引かれます。(今瀬剛一)

2018大子町俳句ポスト中高

 

〈評〉

大森さんは中学一年生だと聞きました。この作品は確かにその年頃の表現だと思います。「新緑の景色見る目」という言葉の使い方はまさに中学生ですね。そして「鳥のよう」という感じ方、ここに私は子供らしい純粋な把握を読み取ります。どこか高いところから眺めていると考えてもいいのですが大子の町内立って四方を見回してもこの様な思いになります。大森さんの心も鳥のように自由なのです。(今瀬剛一)

2018大子町俳句ポスト小学

 

〈評〉

田村さんは東京の方です。家族の方々と大子を訪れてくれたのでしょうか、ポストにこの作品が入っていたと聞きました。袋田の滝を前にして、大量に流れ出る水、あの水はどこから来るのでしょう、これは誰もが不思議に思うのですが誰も言えませんでした。田村さんはその疑問をそのまま言ったのです。十歳の素朴な疑問をそのまま書き付けて見事に俳句にしました。その姿勢に私は心から拍手を送ります。(今瀬剛一)

 

優秀

一般の部

ひとところ水煙たて青葉瀧 小松崎 黎子 茨城県かすみがうら市
ひな階段天空までも続きをり 益子 須美子 茨城県久慈郡大子町
花嫁にやはらかな風雛祭り 藤田 恵美子 茨城県久慈郡大子町
八溝嶺に雲一つなき鍬始め 佐川 まさゆき 茨城県日立市
千丈の巖を従え滝けぶる 北田 久雄 茨城県水戸市
深空へと手をさし伸べて林檎捥ぐ 平野 暢行 栃木県宇都宮市
薫風やそばは極上水うまし 佐藤 和子 茨城県行方市
やはらかく新茶の里の暮れゆけり 中村 孝道 茨城県常陸太田市
かんぷらの花咲く朝の故郷かな 菊池 露水 神奈川県平塚市
大滝のしぶきの中に赤とんぼ 西形 勝雄 栃木県塩谷郡高根沢町
吹き上る風に凍滝呼応せり 瀬古 陽苑 愛知県岡崎市
枯るる中細き流れの見え隠れ 永井 弘子 茨城県水戸市
奥久慈の奥の奥には蕎麦の花 大山 文男 茨城県笠間市
月満ちてゆっくりゆっくり瀧凍る 益子 須美子 茨城県久慈郡大子町
八溝山見ゆる牛舎や柿紅葉 西形 知子 栃木県塩谷郡高根沢町

中・高生の部

書き初めで心に決める僕の夢 大髙 青空 茨城県久慈郡大子町
手をあげて届きそうかな星月夜 柳下 月菜 茨城県久慈郡大子町
稲刈りで日に日に変わる景色かな 屋代 美晴 茨城県久慈郡大子町
休日の田んぼに響く稲刈り機 菊池 遥菜 茨城県久慈郡大子町
すてきだね黄色いいちょう蝶みたい 笠井 紗希 茨城県久慈郡大子町

小学生の部

たのしみだ一年生がくるからね 池澤 遙葵 茨城県久慈郡大子町
春の空雲ひとつない海みたい 岡野 唯佳 茨城県久慈郡大子町
いちょうの葉せんすのように舞っている 笠井 陽華 茨城県久慈郡大子町
あゆたちが一生懸命川のぼる 堀川 麗織 茨城県久慈郡大子町
はく息がきかん車みたい冬の朝 益子 翔伍 茨城県久慈郡大子町

 

 

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