高徳寺山門

木造茅葺き、室町時代末期の建築

大子町指定有形文化財

高徳寺鳳林山阿弥陀院と称し、永正元(1504)年に創建(開基帳)されました。
山門は間口3.46m、奥行き3.52m、木造茅葺きで、柱は4本のけやき丸柱で組み立てられています。
軒たるきの反り方や、軒の方へきて太くなる木鼻の膨らみは室町末期的で、この時代を示しています。この軒たるきは、東西南北各7本で、反りが優美であり、はまぐりちょうなを使用しています。木鼻は獅子あるいは獏とみられるもので、佐竹時代の特徴のひとつと推定されます。肘木や斗の曲線からも時代をうかがい知ることができます。
彩色は、模様の痕跡からみて全体に施されていたものと推測され、優美さを求めた一人の大工がコツコツと造ったものと思われます。
建築そのものは素朴単純ですが、美術工芸的な点よりむしろ建築様式上歴史的に地方色豊かなもので、室町末期(佐竹時代)の建築の特色を有しており、文化史的な価値が高いといえます。
高徳寺山門


アクセス

茨城県久慈郡大子町大字上郷2056

高徳寺山門

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