国寿石大子硯

光圀公、斉昭公も愛した名硯

 昔、大子地方を納めていた佐竹氏は良質の硯石を見つけ、将軍へ献上硯として献納していました。
 光圀公の時代には、「小久慈硯」と呼ばれていた硯の原石を守るため、一般の採掘を禁止する御留山(おとやま)を行って保護されていたほどの名硯です。
 斉昭公もまた、小久慈硯をこよなく愛し、この硯石が国にとって吉兆であることから、小久慈の音訓をとって「国寿硯」と命名されました。
 国寿硯は、黒色粘板岩で石紋は雲竜紋、鶴翔紋、梅花紋など多数で、鋒鋩は多くて強く磨墨溌墨に優れています。世界最高といわれている中国・広東省の端渓硯に勝るとも劣らない硯として、書道界日本画壇のなかで注目を集めています。

国寿石大子硯
国寿石大子硯


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