蒟蒻神社

こんにゃくじんじゃ

山麓にひっそりと佇む、蒟蒻業界の始祖を祀る神社

粉蒟蒻(こんにゃく)の加工方法を開発して近世の蒟蒻の流通を大きく変え、現在の蒟蒻業界の始祖となった中島藤右衛門翁(1745年~1825年)を祀った神社です。

蒟蒻玉は寒さに弱く傷みやすいため長距離の移動や貯蔵が困難で、年間を通しての需要に応じ難いものがありました。何とかして貯蔵に耐える方法を模索していた藤右衛門は、鍬で切られた薄片が天日にさらされて乾燥したものを発見、これを石臼で挽き粉にして水に戻し食用にする方法を発案しました。これにより貯蔵、運搬も簡易になり、販路を広めることに成功。ついには水戸藩の特産品として藩の財政を支えるに至りました。
以降、蒟蒻の栽培、消費は広く全国に普及し、蒟蒻の生産地では、その功績に感謝して近年まで藤右衛門講が開かれていました。

Information

  • 所在地・問い合わせ先
    所在地

    茨城県久慈郡大子町大子426 十二所神社境内

    問い合わせ先

    大子町観光協会
    TEL:0295-72-0285

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